シルク・ドゥ・ソレイユ 「KA」

眠らないラスベガス。巨大ホテルが建ち並ぶこの街は、各ホテルがショーの劇場を持ち、毎日、一流のショーを開催しております。そんな数あるショーの中で、シルク・ドゥ・ソレイユの「KA」を体験してみませんか?

シルク・ドゥ・ソレイユは、1984年にカナダで設立されたエンターテイメント集団で、サーカス、大道芸、ダンス、音楽など様々な要素を取り入れ、斬新な衣装を身にまとったキャストたちが、人間業とは思えないような動きとパフォーマンで観客を別世界に連れて行ってくれます!

日本でも定期的に公演が行われ、古くは「サルティンバンコ」や「アレグリア」、現在は「オーヴォ」が上演されいるのでご存知の方も多いと思います!

そして、一口にシルク・ドゥ・ソレイユと言っても、ラスベガスでは、複数のホテルでいくつものショーが開催されており、それぞれの作品にはテーマが定められていて、そのどれもが全く違ったショーになっております!

ここで紹介する「KA」は、想像をはるかに超えた舞台装置とパフォーマンスが体験できる作品です。

目の前にあるステージが垂直にせり上がったかと思えば、ゆっくりと横に回転し始め、そのステージの上ではキャストが滑り落ちながらしなやかな演技をしたり、マーシャルアーツを取り入れたパフォーマンスを魅せてくれたり!

また、鉄で出来た回転する巨大な輪の中や輪の上で複雑な演技を披露したり、巨大な船で荒れ狂った海へ航海したかと思えば、砂漠で巨大生物に襲われたりと、日常生活では経験する事が出来ない冒険旅行へいざなってくれるような作品です!

私も2007年にこの「KA」を観て来たのですが、本当に興奮しました!

専用劇場がとにかく素晴らしく、入った瞬間から異空間で、 劇場内が古代遺跡のようでもあり、近未来的でもあり、また廃墟となった工場の跡地のようでもあり、 本当に不思議な雰囲気なんです。

座席を案内したりする係員も、 まるでこの世界の住人のようにコスチュームも喋り方もとっても独特で、ショーが始まる前から「KA」の世界に一気に引き込まれました。

キャストは客席の上を飛びまくったり、まるで人間とは思えない身体能力で、 アクロバティックな動きをしたりします。

実は、シルク・ドゥ・ソレイユのショーを観たのは、この「KA」が初めて観てだったんですが、 垂直に近い壁を命綱なしで駆け上ったり、吹き上がる炎の前でパフォーマンスをしたり、ほんとうに、ただのサーカスというだけではなく、全体を通してきちんとストーリーもありました。

悪者によって引き裂かれた男女の幼い双子が、様々な困難を乗り越えてお互いを探し出すんですが、 ストーリー的にシリアスかと思いきや、ちょっと笑える場面もあったり、手に汗握る興奮シーンもあったり。

これを演じるキャストも凄いけど、この演出を考え出した人も本当にスゴイと思いました!

何だか凄すぎて上手く説明するのが難しいのですが、是非、ラスベガスでシルク・ドゥ・ソレイユのショー「KA(カー)」を体験してみませんか?

アメリカで観るシルク・ドゥ・ソレイユのショーは来日公演とは違った興奮と感動が味わえると思います!

【スケジュール】

日曜日と月曜日は休演日。
火曜日から土曜日の19時00分と21時30分の一日2公演です。