シルク・ドゥ・ソレイユ 「ミスティア」

眠らないラスベガス。巨大ホテルが建ち並ぶこの街は、各ホテルがショーの劇場を持ち、毎日、一流のショーを開催しております。そんな数あるショーの中で、シルク・ドゥ・ソレイユの「ミスティア」を体験してみませんか?

シルク・ドゥ・ソレイユは、1984年にカナダで設立されたエンターテイメント集団で、サーカス、大道芸、ダンス、音楽など様々な要素を取り入れ、斬新な衣装を身にまとったキャストたちが、人間業とは思えないような動きとパフォーマンで観客を別世界に連れて行ってくれます。

日本でも定期的に公演が行われ、古くは「サルティンバンコ」や「アレグリア」、現在は「オーヴォ」が上演されいるのでご存知の方も多いと思います。

そして、一口にシルク・ドゥ・ソレイユと言っても、ラスベガスでは、複数のホテルでいくつものショーが開催されており、それぞれの作品にはテーマが定められていて、そのどれもが全く違ったショーになっております。

ここで紹介する「ミスティア」は、初めてラスベガスの常設劇場で上演された作品で、1993年から20年以上も続いている人気のショーです。

ド派手な演出があるわけでもなく、今となっては想像を絶するような前衛的という作品ではないかもしれませんが、まさに「ザ・サーカス!」といったような、子供から大人まで誰もが楽しめる作品だと思います。

私も2007年にこの「ミスティア」を観て来たのですが、本当に楽しかったのを今でも覚えています。

いたずらピエロが客席にポップコーンや水をぶちまけたり、赤ちゃんが出て来て客イジリをしたりするんですが、 (赤ちゃんと言っても、いい年のおっさんが赤ちゃんのコスプレをしてるんですけどね!)
もうこのおっさんのフザケっぷりに大爆笑でした!

そして、空中ブランコやトランポリン、シーソーや棒登りなど、 まさに典型的な「サーカス~~~!!!」って感じの演目のオンパレード!

でも、これがただの空中ブランコやトランポリンではなく、もう「人間の限界を超えた」と思えるほどの数々の超人ワザを披露してくれます!

なんというか、小さい頃に観た正当派サーカスの延長線上にある「現代版サーカス」って感じですね!

「人間ってこんな事できちゃうんだ~~~!」 というようなビックリ技を数々披露してくれるので、 もう、見ているこっちの方が手に汗握っちゃいました。

ほんと、あまりにも凄い技の時には、何もしていないのに私の方が力が入っちゃいまして、 一度、「あっ!!!」と声を出してしまいました!

あと、衣装がとっても素敵で緑や赤など原色を使った鳥のような衣装がとっても印象的で、 鍛え上げられたキャストの肉体も芸術的でした。

席は前から2列目だったのでもの凄く迫力がありましたが、全体を見渡す事が出来なかったので、少し後ろで観た方がよかったかな・・・・・とも思いました。

結構ステージを広く使って大勢で演技をしたり、キャストが何度も客席に来るんですが、 気付いたら後ろの席の方でキャストが何かやってたりするんで、その度に振り返らなきゃならない状況になってしまいまして・・・・・。

でも、難しい事を考えること無く全てを単純に楽しめる作品でした!

そんなシルク・ドゥ・ソレイユの原点でもある「ミスティア」を是非、ラスベガスで体験してみませんか?

アメリカで観るシルク・ドゥ・ソレイユのショーは来日公演とは違った興奮と感動が味わえると思います!

 【スケジュール】

木曜日と金曜日は休演日。
土曜日から水曜日の19時00分と21時30分の一日2公演です。