シルク・ドゥ・ソレイユ 「LOVE」

眠らないラスベガス。巨大ホテルが建ち並ぶこの街は、各ホテルがショーの劇場を持ち、毎日、一流のショーを開催しております。

そんな数あるショーの中で、シルク・ドゥ・ソレイユの「LOVE」を体験してみませんか?

シルク・ドゥ・ソレイユは、1984年にカナダで設立されたエンターテイメント集団で、サーカス、大道芸、ダンス、音楽など様々な要素を取り入れ、斬新な衣装を身にまとったキャストたちが、人間業とは思えないような動きとパフォーマンで観客を別世界に連れて行ってくれます!

日本でも定期的に公演が行われ、古くは「サルティンバンコ」や「アレグリア」、現在は「オーヴォ」が上演されいるのでご存知の方も多いと思います!

そして、一口にシルク・ドゥ・ソレイユと言っても、ラスベガスでは、複数のホテルでいくつものショーが開催されており、
それぞれの作品にはテーマが定められていて、そのどれもが全く違ったショーになっております!

ここで紹介する「LOVE」は、2004年から上演されている「ザ・ビートルズ」をテーマにした作品で、サーカスというよりは、ザ・ビートルズの世界を前衛的なイメージで表現するショーという感じです。

作中に使用される曲は、全てザ・ビートルズのみですが、1曲ずつ聞かせてくれるわけではなく、リミックスやマッシュアップをして数多くの曲を一気に聞かせてくれる演出になっています。

私も2008年にこの「LOVE」を観て来たのですが、本当に興奮しました!

会場に到着するとビートルズの曲がBGMとして流されていて、
本当に多くの人たちが一緒に口ずさんでいて、上演前から既に楽しい雰囲気になっていました。

そして、劇場の中に入ってみると、大きな大きなステージが中央にド~ンとあって、 その周りが360度全て客席という造りになっていました。

で、私の座席は前から2列目だったんですが、
臨場感と興奮が味わえて、オープニングからテンションがかなりあがりました!

総勢60名のキャストが、「Lady Madonna」や「Get Back」や「Help」などに合わせて、 アクロバティックな動きを見せてくれたり、 「Yesterday 」や「Strawberry Fields Forever」などに合わせて、 会場を幻想的な雰囲気に包んでくれたりと、本当に素晴らしかったです!

途切れる事なく流れ続けるビートルズの曲に合わせて、ステージの上を所狭しと本物の車が走ったり、 天井からぶら下げられたロープを体1つで上ったり、ローラブレードを使ったハーフパイプアクションを披露したり、本当に本当にスゴイんです!

時おり、シルエットでビートルズのメンバーがスクリーンに登場したりするんですが、 これには、なんとも懐かしい気持ちになりました。

正直、私はリアルタイムでビートルズを聞いていないですし、
ベスト盤のCDを1枚持っているだけで彼らに関して詳しい訳ではありませんが、 本当にどの曲も有名だし、耳にした事がある曲もかなり多く、
キャストのパフォーマンスと同時に、ビートルズの素晴らしさも感じられました。

ラストはキャストが全員登場し、「All You Need Is Love」に合わせて、
ステージをグルリと一周しながら、客席に向かって挨拶をしてくれたんですが、私はテンションが上がりまくっちゃって、キャスト全員に子供のようにはしゃいで思いきり手を振ってしまいました!

そして、無数の紙ふぶきと紙テープが会場中に降り注いで、
1時間半のショーが終了で、「えっ?!もう終わり?!?!」って思ったほど、 本当に時間が経つのが早かったです!!!

ショーが終わると、「All You Need Is Love」を口ずさみながら、
出口に向かっている人が大勢いて、 これは、このショーを観たみんながハッピーになった証拠なんだな~と思いました。

そんな、シルク・ドゥ・ソレイユのショー「LOVE」を是非、ラスベガスで体験してみませんか?

アメリカで観るシルク・ドゥ・ソレイユのショーは来日公演とは違った興奮と感動が味わえると思います!!!

【スケジュール】

水曜日と木曜日は休演日。
金曜日から火曜日の19時00分と21時30分の一日2公演です。