GAのコンサートについて

アメリカのコンサートは、アリーナクラスでもフロアエリアがオールオールスタンディングのコンサートがあります。
ここではアメリカのコンサートのオールスタンディングのコンサートについてご紹介したいと思います。
日本の場合、スタンディングのコンサートの場合は、整理券が発行されるようですが、アメリカのコンサートではそのようなことはほとんどありません。
ほとんどないというのは、アジア圏のアーティストが北米でコンサートをやる場合に一部、日本のような整理券的な入場方法がありますが、現地のアーティストの場合は、基本的には早く並んだ順で入場できます。

アーティストにより、前のスタンディングをVIPパッケージで販売しているケースがありますが、このような特殊ケースを除くと、アメリカのコンサートは、フロア一面をオールスタンディングにするタイプと、前と後ろに分けて販売するケースというのが一般的です。

フロア一面をオールスタンディングにするタイプの場合は、相当朝早く(または徹夜)並べば、ステージ近くで見ることができます。この場合、並び始めれば、前後のファンと顔見知りになるので、ある程度、場所も大丈夫だと思いますが、一人だとトイレなどの問題がややしんどいところです。また開場して、良い場所を確保してもトイレにも行けず、前座から始まるコンサートを見るとなると入ってから6時間ぐらいトイレにも行けない可能性があるので、この辺はかなり大変だと思います。
オールスタンディングのコンサートでステージの前で見ようとなるとかなりの覚悟が必要になります。
後方でも、という場合は、特に気にする必要はありませんが、前で、という場合は、まさに1日がかりになります。

10年ぐらい前は余りありませんでしたが、ここ数年は、アリーナクラス、スタジアムクラスは、スタンディングのエリアを前と後ろに分かれるものがあります。このケースだと、前のスタンディングゾーンと、後ろのゾーンでは価格が異なることが多いのですが、どちらにしても前で見るのであれば、早くから並ぶ必要性があります。
この前と後ろに分かれているスタンディングタイプのコンサートだと、多少、高くても前のゾーンのチケットを取っておけば、最も後ろのエリアでも後ろゾーンの前列より、場所的には前になり、並ばなくてもいいことを考えれば、良い選択になる可能性があります。
後ろのゾーンのチケットで並ばないで入ると、本当に後ろの後ろになります。
これだと観るという感覚ではなくなるので、仮に前と後ろのゾーンが分かれているオールスタンディングのフロアの場合は、できれば、多少お金が高くても前のゾーンを買うのが良いと思います。

スタンディングのコンサートは、コンサート独特の楽しみを味わうことができるという魅力と、トイレに行けないなどの制限があるので、指定席との選択は慎重に行うことをお勧めしたいところです。