エルビス・プレスリー没後40年で、世界中からロックの聖地「グレースランド」にファンが訪れています!!

米国が生んだ最大のロック・スター、エルビス・プレスリーが死去してから、8月16日で40年を迎えました。42才の若さで波乱に富む生涯を終えた米南部テネシー州メンフィスの、旧邸宅「グレースランド」の敷地内にあるプレスリーの墓の前で、世界各国から訪れたファンが、次々と祈りをささげています。夜にはろうそくを手に熱狂的なファンが集まり、中には目頭を押さえる女性の姿も見受けられ、さながらロックの聖地の雰囲気です。命日をはさむ10日間でファン数万人が集まる見通しです。

プレスリーは1935年、南部ミシシッピ州の貧しい白人家庭で生まれました。黒人音楽の影響を受け、56年に発表した「ハートブレイク・ホテル」で全米1位となり、スターの階段を一気に駆け上りました。当時は人種差別が激しく、黒人のような歌い方やダンスに抵抗感を示す白人もいましたが、圧倒的な歌唱力や甘いルックスなどでファンをとりこにし、黒人音楽をルーツとするロックを米国民の音楽に昇華させました。

プレスリーは昨年のノーベル文学賞を受賞したボブ・ディランら多くのアーティストに影響を与えています。世界的に有名な「ビートルズ」の故ジョン・レノンは「エルビスがいなければビートルズもなかった」と話しています。

★エルビス・プレスリーが影響を与えたとされるアーティスト
 ①ボブ・ディラン ノーベル文学賞を受賞したアメリカのシンガー・ソングタイター
 ②フレディ・マーキュリー イギリスのロックバンド「クィーン」のヴォーカリスト。
 ③ブルース・スプリングスティーン アメリカを代表するロックン・ローラー
 ④U2 アイルランドの人気ロックバンド

 関連サイト アメリカ音楽の聖地を訪ねる~メンフィス(ブルースとプレスリーの愛した町)