毎春に米カリフォルニア州で開催されるコーチェラ・ロックフェスティバルで、ガンズがアクセルとスラッシュ、ダフによるオリジナルメンバーで再結成ライブを行ったあと、現在北米ツアー”Not In This Lifetime Tour”を行っているガンズ・アンド・ローゼズですが、このツアーの最後を締めくくるのがガンズの出身地であるロサンゼルス公演です。日程はクリプトドットコム・アリーナが11月24日(日),ザ・フォーラムが25日(月),29日(水)の3公演ですが、このなかではザ・フォーラムでガンズを体験することをお勧めいたします。
往年のロックファンにとってのLAフォーラムは、ローリング・ストーンズが1975年のLAフォーラムでのコンサートで、彼らの最高のパフォーマンスで魅了した伝説のライブを行ったことで、日本でも有名になりました。ストーンズの1975年北米ツアーは、ロン・ウッドがサポートとして参加した初めてのツアーということで注目を集めましたが、そのハイライトとなったのが5日間にわたるロサンゼルス・LAフォーラム公演でした。蓮の葉を模した巨大なセットが開き、キース・リチャーズが「ホンキー・トンク・ウィメン」のイントロを奏でるオープニングの格好よさ、舞台装置も演奏時間も従来よりスケールアップしたライブは、脂が乗った時期のストーンズの魅力が存分に発揮され、ロサンゼルスの観客を完全にノック・アウトしました。
ロックの聖地としては、西はロサンゼルスのザ・フォーラム(LAフォーラム)、東はニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンが双璧です。ザ・フォーラムでは、レッド・ツェッペリン、エリック・クラプトン、ジミ・ヘンドリックスなど数々の大物ロック・アーティストが名演を聞かせ、それぞれの演奏ががライブ盤として愛聴されています。ロックーミュージシャンから愛されていたザ・フォーラム(ＬＡフォーラム)でのライブ体験は日本の会場では味わえない特別なものとなるはずです。